ロシアは隣国でありながら、歴史的な背景から日本人に取って馴染みのある国ではありません。加えて日本人が渡航するためにビザが必用となる数少ない国であるため、個人での旅行は少しバードルが高いと感じるかもしれません。そのため多くの方はVisa取得代行業者に依頼することが多いようですが、実は個人でも簡単にvisaを取得することができます。今回はその方法を紹介します。
概要
ビザ取得の段取りは大きく分けて、「オンラインでの準備」と「大使館で申請」への訪問のの2ステップがあります。順に開設して行きます。
ステップ1:オンラインでの準備
以下がステップ1の概略となります。
- 航空券、ホテルの予約および旅行保険への加入(*最後でも可能)
- バウチャーを取得する
- 電子査証申請書EVAをオンラインで入力する
- ビザフォームを印刷し、証明写真を張る
それでは1つ1つ見ていきましょう。
1. 航空券、ホテルの予約および旅行保険への加入
ビザを申請するためには、ロシアへの入国日と出国日、滞在都市、そして滞在ホテルを申請する必用があります。そのため、ビザ申請に際して、事前にチケット、ホテルを手配しておく必用があります。また、ロシアへ旅行に行く場合は旅行保険への加入が必須となります。
チケットとホテルを手配する場合、前者はExpediaやSlyscaner等、後者はBooking.comやAgoda等のオンラインサービス経由で問題ありません。
海外旅行保険もネットで申し込める物(AIUとか)で大丈夫です。
※厳密に言うとビザ申請前にこれらを手配する必用な無いのですが(オンラインフォーム記入時に予定のフライトやホテル、保険を記入すれば申請はできるので)、大使館の職員によってはチケット/ホテルの控え、保険の証書の提出を求められる場合もあるので、ここでは確実性を高めるため、先立って手配することとしています。(なおバンコクのロシア大使館での申請時には要求されましたが、日本では要求されませんでした。)
2. バウチャーを取得する
一番何回なのがこの「バウチャー」。何かというと、ロシアの旅行代理店が発行する旅行確認書になります。簡単に言うと、「この人はこの日程でロシアに滞在して、このホテルに泊まるよー」という内容を証明する紙となります。この紙もオンラインで手配可能です。幾つか手配してくれる会社があるのですが、自分はいつも以下の会社を利用しています。
記入するとき、つまずくポイントがあるとすれば、滞在ホテルの欄かと思います。
滞在ホテルはプルダウンで選択式になっているのですが、選択肢が10個程と非常に少ないです。自分が予約したホテルがこの中に無くても安心してください。一番下の「Other」を選択すれば、好きなホテル名を入力できるようになるので、どのホテルでも申請することができます。
ここのフォームに必要事項を記入して申請すると、メールが送られてきます。
そのメール内にあるリンクから支払ページに飛べるので、クレジットカードで決済をすします。ロシア語で少しわかりにくいのですが、下のように記入します。
するとバウチャーのDLページのリンクが入ったメールが送られてくるので、リンク先からpdfをDLすることができます。
バウチャー取得の値段は2018年1月現在、799ルーブル(約1500円)でした。
3. 電子査証申請書EVAをオンラインで入力する
バウチャーを無事に取得したら次はロシア大使館のHPでビザ申請用のフォームに入力をします。このフォームのことを「電子査証申請書EVA」といいます。
以下がHPです。
日本語にも対応しているので、個人情報と旅行の詳細を入力していきます。
ビザには以下2種類があります。旅程によってどちらか1つを選択する必用があります。
- シングルビザ(最長30日間以内で出入国が1回できる)
- ダブルビザ(最長30日間以内で出入国が2回できる)
記入に際して、つまずくポイントがあるかとするば以下かと思います。
Confirmation No.
これはバウチャーの番号で、Voucher No.として大きくバウチャー内に書いてあります。これをそのまま記入します。
Refferense No.
これはバウチャー発行会社の登録番号になります。バウチャー番号の上にある「
Federal Register of TourOperators」というのがそれです。上記Travelrussiaに依頼した場合は、000961になります。
Company name
旅行会社の正式名称になります。上記Travelrussiaに依頼した場合は、「ALLIANCE TRAVEL COMPANY」となります。
Address
旅行会社の登録住所になります。上記Travelrussiaに依頼した場合は以下になります。
191036, SAINT-PETERSBURG, RUSSIA SUVOROVSKIY PROSPECT, BLD.2B, LETTER
A, OF. 206
4. ビザフォームを印刷し、証明写真を張る
記入が完了すると、HPからフォームのpdfをダウンロードすることができます。ダウンロード後、プリアンをして、証明写真を貼り付ければ準備完了です。ステップ2の大使館での申請編に移ります。
ステップ2:大使館で申請
ここまでくればもう簡単です、ステップ1で準備した書類を持って大使館に行くだけです。
大使館で必用な書類
- パスポート(2ページ以上の余白+有効期限残6ヶ月以上)
- 電子査証申請書EVA+証明写真を貼り付け
- バウチャー
- 申請費用
- 各種控え(チケット、ホテル、旅行保険)
※各種控えは必須ではありませんが、万全を期すため印刷して持っていきましょう。
大使館へGo
日本国内でしたら、東京都大阪に大使館があります。ビザの受付時間は午前中です。
なお、海外在住の方で、その国の住人であればその国でも申請が可能です。但し、観光ビザ等で滞在している場合は申請不可能です。僕の場合はタイのロシア大使館で申請を行ったこともあります。
申請費用について
申請費用は基本的に無料となりますが、費用を払えば特急便で取得が可能です。日数によって価格が異なるので、窓口で確認して下さい。僕が以前特急便の2日後に受け取るコースで依頼した場合は、約1万円ですた。なお、無料コースは約2週間の待ちとなります。
ビザを受け取る
後日指定された日に大使館にパスポートを回収しに行きます。
これにてビザ取得完了です!
まとめ
参考リンク
以前初めて個人で申請する際に以下のリンクを参考にしました。
ロシアビザ/査証のオンライン申請書の記入例/書き方 | ロシアビザの格安(8000円)代行はロシアビザ取得申請代行センター
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